人類は化石燃料を利用するようになりました。
20世紀になると石炭から石油に需要が変わっていきます。
そして、1939年アメリカで経済復興対策としてVAT法が制定され動物実験を行うことを条件に日用品に石油原料の化学物質を使用することを
各企業に認可出来る様になりました。
戦後は日本にもVAT法は適用され、何万種の化学物質が生まれ、それが人体にどのような影響があるか、詳しく調べられないまま身の回りの日用品に使われています。
癌研究の権威であるサミュエル・エスプタイン博士は、
「いくら食生活に気をつけても、日用品の化学物質を遠ざけなければ癌の発病率は下がらない」
と警鐘を鳴らしています。
日本では指定成分100種類以上に関しては、動物実験を行ったうえで
成分表示に明記した上で使用許可しています。
しかし、一般の消費者には成分表示を見ただけでは専門知識が無い限り
成分の名前ではどんな性質の物かは判りません。
もし仮にその製品の影響で健康を損なったとしても、成分を見て使ったのだからと自己責任となりメーカーに賠償責任は生じないのです。
欧米では日本のような認可制でなく使用禁止の方向に進んでいます。
しかも指定成分の数も数千種類に及んでいます。
日本ではここ数十年指定成分の数は変わりません。
新たに年間一万種の化学物質が作られているにもかかわらずです。
シャンプー、ボディソープ、歯磨き粉、家庭洗剤と指定成分が入った商品は多岐に及んでいます。
結局、消費者が知識を付けて危険な物は使わないようにするしか対策はありません。
ちなみに一般に売られている物で安全な物は
脂肪酸ナトリウム、脂肪酸カリウム99%表示の物だけです。
他では通販で販売されている物をしようすることですね。
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